幸せとは、結局のところ「感じる力」なのかもしれません。この感覚について、少し深掘りしてみたいと思います。
一人でも感じられる幸せの形
自分ひとりで幸せを感じることも勿論できます。
- 美味しいものを食べる瞬間
- 綺麗な景色に出会う時間
- 心を揺さぶる映画に触れて涙する体験
これらはすべて素晴らしい幸せの形です。しかし、その幸せをもっと大きくしていこうとした時、一人では限界があるように感じませんか?
「美味しいな」から「美味しいね」へ。 この小さな変化の中に、実は幸せの本質が隠れているのかもしれません。
幸せを感じられない理由を探る
まずは自分が幸せを感じる能力について考えてみましょう。なぜ幸せを感じられないのか?その原因を探ると、意外な答えに行き着くことがあります。
「自分は幸せを受け取ってはいけない」 「自分は幸せを感じる価値がない」 「自分にはそんな能力がない」
こんな無意識の概念を持っていませんか?多くの人が、幸せを感じる瞬間に自らブレーキをかけています。
しかし、本質的に人は皆、幸せを感じたいと思っているはずです。幸せを感じられた時、「自分は生きていて良かった」と感じられる—これこそが自然な感情ではないでしょうか。
自己愛とは何か?
ここで重要になるのが「自己愛」です。自己愛とは一体何なのでしょうか?
自分の足りないところに目が行くのは自然なことです。しかし、そんな自分でも「いつかはよくなれる可能性がある」と信じること。
- 今はダメでも、いつか良くなれる
- できていない自分をあるがままに受け入れる
- 無条件に自分自身の存在を認める力
この「存在承認」こそが、本当の意味での自己愛なのではないでしょうか。
皆さんは、できていない自分をそのままでいいと認められていますか?「今はダメだけれど、いつかできる」という自分自身を本当に受け入れられていますか?
他者の力を借りる価値
この自己承認は、実は一人だけで達成するのは難しいものです。そこで力になるのが「他者」の存在です。
他人から「ありがとう」をもらった時、自分には価値があり、誰かの役に立つ存在なのだと実感できるのではないでしょうか。
自分でできる具体的な方法:四項目の日記
他者の力を借りる前に、まず自分でできることとして「日記」をお勧めします。特に以下の四項目を意識して書いてみてください:
1. 夢(目標)
些細なものでも構いません。夢は目標になり、その目標が叶うと自分は幸せを感じられるとイメージできること自体に価値があります。夢を持つ自分の存在を認めることができるのです。
2. 反省(振り返り)
自分のどこが良くなかったか、何ができなかったかを振り返ります。できなかったことができるようになるのが成長の証です。毎日少しずつ成長するために振り返りを習慣にしましょう。
3. 褒める(自己肯定)
欠点には目が行きがちですが、自分の良いところはなかなか見つけられません。しかし自分を褒める習慣をつけると、不思議と他人の良いところも見えてくるようになります。そして他者を褒めることで、自分にも良いことが返ってくる—そんな好循環が生まれるのです。
4. 感謝
生きていることへの感謝、目に見えない空気への感謝、出会った人々への感謝、先祖や家族への感謝…。人生のすべての出来事に感謝の気持ちを持つことで、「今日も一日頑張ろう」という前向きな自分と出会うことができます。
まとめ
夢・反省・褒める・感謝—この四つの項目を日記として続けることで、自分自身の存在を認め、幸せを感じる力を育んでいくことができるでしょう。
幸せは決して遠くにあるものではなく、自分の中にある「感じる力」を育てることから始まるのかもしれません。
